利害対立のある物事の決め方(前編)

今回は自分のやりたいこと、ほしいものを取り合う状態の合意形成のやり方を説明します。今回は前編と後編に分けていきます。

 

 あなたはこんなことで困ってませんか

・お互いの利害が絡み、物事を決められない

・勝ち負けにこだわらず、全員がハッピーになる方法を知りたい

 

それでは具体的なことを見ていきましょう!



  

利害対立のある合意形成とは?

利害関係の合意形成 


ザックリまとめると、個人個人が自身の利益を最大化するために対立している合意形成です。

 

例)

ケイ「僕は今からマックに出かけたい」

リカ「は?今は午後三時だし我慢しなよ。それよかボーリングに行こうよ。思いっきり運動したい。」

ケイ「いや、いますぐ食べたいんだ!」

リカ「私は食べたくない。運動できなくなるじゃん」

 

このように「ごはんを食べる」「運動する」の同時に成しえないことについて、どちらが言い分を通すか争っている合意形成はどうしたらよいのでしょうか。



 

普通の合意形成の方法ではだめな理由 


基本的な合意形成では、判断基準を作る、②アイデアを数値化するというやり方をするとお伝えしました。

詳しくはこちらから。

 

基本的に、このやり方は様々な会議で使えるやり方で重宝するのですが、今回のケースでは使えません。いや、使えはするのですが参加者の不満が爆発して、決まったことを後でひっくり返されることになります。

 

その理由は、参加者の本質的な欲求が何か引き出されず、合意形成をしたとしても不満に思うからです。

 

不満を抱えた参加者はプロジェクトが実行に移ったり、その後の会議で不満を膨らませて、いつか何らかの暴挙に出ます。なので、合意形成の段階で本当の欲求をくみ取っていきましょう!



 

利害対立のある合意形成のやり方

 

具体的なステップは4つです。

①本質的欲求を発見する

②統合的目標を設定する

③代替案を拡大する

④満足度最大の案を採る

 

今回の記事では①②について扱っていきます。




①本質的な要求を発見する

 

お互いが本当に求めていることを発見します。

 

参加者が主張していることは、それぞれが求めていることに間違いはないです。

ただ、その裏には「何を利益として手に入れたいのか」「最もほしいものは何か」が見えてきていません。

 

お互いの欲求を満たすための必要なアイデアを出すために、本当に求めていることを引き出し、意見が対立している部分を特定していきます。

 

F=ファシリテーター役

F「ケイはなんでこの時間から夕食に行きたいの?」(意見の理由を引き出す質問)

ケイ「マックの優待券をもらったんだけど明日で切れちゃうんだよ。もったいないじゃん。それに18時には用事あるから帰るし」

F「じゃあ、お腹は空いてないの?」

ケイ「んー、そこまでは。この時間帯だしね

F「リカはボーリングに行きたいのはどういう経緯から?」

リカ「この前、クソ彼氏がまた浮気しやがったから超むしゃくしゃして!!だから思いっきりストレス発散をしたいんだ」

 


 

②統合的目標を設定する

 

①で出てきた本当の欲求を整理して、どこが論点になるか明らかにします。全員が最大限に満足できるアイデアが出てくる論点を作り、参加者の欲求が叶う目標を立てます

 

今回の最初の論点は「マックに行くか、ボーリングに行くか」でした。

それを全員が満足できる話し合いの目標を論点(問い)で表していきます。

 

F「ケイの言い分はつまり、マックに行きたいというよりは優待券が無駄になって損をしたくないってことかな?

ケイ「そうかも」

Fリカはとにかく元カレで溜まったストレスを発散できればいい?

リカ「そりゃね」

F「じゃあ、ケイのマック優待券を無駄にせずに、リカのストレスを発散するにはどうしたらいいか?を考えればいいね」(統合的目標を問いで表す)

 

今回の例では以下のように論点(問い)が変化しました。

問い「マックに行くか、ボーリングに行くか」

   ↓

問い「ケイのマック優待券を無駄にせずに、リカのストレスを発散するにはどうしたらいいか」

 

こうして全員が満足できる目標を作っていくのです。

 

問いについては詳しくはこちらから。

まとめ

 

利害対立のある合意形成=個人個人が自身の利益を最大化するために対立している合意形成

 

具体的なステップは4つです。

①本質的欲求を発見する

②統合的目標を設定する

③代替案を拡大する

④満足度最大の案を採る

 

①本質的な要求を発見する

=お互いが本当に求めていることを発見します。

 

②統合的目標を設定する

全員が最大限に満足できるアイデアが出てくる問いを作り、参加者の欲求が叶う目標を立てます

 

次回の記事で

③代替案を拡大する

④満足度最大の案を採る

を書いていきます。



 

 今回参考にした本


分厚くて読むのが大変ですが、これをこなせると合意形成ではかなり役立てれます。

 

 

 

 

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